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INTERVIEW 04 2012年入社 T.K

普段の仕事はどんな内容か教えてください

NCルーターを使って、手加工では難しいような曲面や複雑な形状の部材を削り出すのが主な仕事です。たとえば、テーマパークの壁面装飾や家具のレリーフ、猫脚など、曲面が多い形状のものをつくることが多いですね。社内の職人メンバーがつくる家具の一部パーツをNCで補うような形で、連携しながら作業を進めることもあります。

第二工場を拠点にしながら、リーダーとして会社全体の橋渡し役も担っています。近くですが別の建物のため、本社のメンバーと「今こういう仕事をしているよ」といった報告をこまめに行い、情報の共有不足が起きないように気をつけています。

また、若手社員の育成にも関わっており、特にNC加工に関しては技術を少しずつ伝えながら、作業の手順や段取りも教えるようにしています。伝える側としては手を出したくなる場面もありますが、ぐっとこらえて成長を見守るよう意識しています。

NCで提供できる価値について教えてください

NCの魅力は、手作業では実現が難しい形状も、精度高く・安全に加工できる点にあります。たとえば昇降盤で加工すると危険なものも、NCなら安全に仕上げられますし、同じ形状を繰り返し作れるのも強みです。今の作業環境では加工できる物の高さに制限がありますが、将来的に縦型のNCを導入して、より大きくて複雑な形状を一体で削れるようになると面白いですね。

最近では個人的に「腰に優しい椅子」をつくってみたいという思いもあり、NCの機能を活かして、長く座っていても快適な曲面形状などに挑戦してみたいと考えています。

木工やNCのどんなところが好きですか?

やっぱり、自分の「つくりたいもの」がつくれるところです。NCであれば、2Dや3Dのデータを準備することができれば、さまざまな形の物を加工することができ、可能性が一気に広がります。加工中に別の作業ができるのも便利で、まるで2人で仕事をしているような感覚になる瞬間があります。なので自分にとってNCはもはや「道具」ではなく「仕事仲間」のような存在で、得意不得意をお互いに補い合いながら作業している感じで、“相棒”という言葉がしっくりきます。

道具や機械のメンテナンスも好きで、機械の動作音・振動・匂い、刃物であれば切削音の変化を聞きながらコンディションを整えるのが日課になっています。最近、新しいNCが導入されたのですが、これまで以上に加工の幅が広がりそうでワクワクしています。一日も早く機械のクセを理解して、新しい“相棒”として信頼できる関係を築いていきたいですね。

もともとは家具職人として入社しているので、木工全般が好きですし、今の仕事も「作り手」の感覚を持ち続けながら続けられているのが自分には合っていると感じています。

八槻木工所での仕事のやりがいを教えてください

NCに対しては、木工職人に比べると手加工の作業が少ないので、やりがいを感じにくいと思われがちかもしれません。しかし実際には、本社の木工職人たちと連携して必要なパーツを作るなど、チームとしてものづくりをしています。手作業では難しい仕事を、NCという“相棒”とこなすことで、チームのものづくりを支えることが自分にとってのやりがいです。

仕事の規模も幅広く、個人住宅の家具からテーマパークの大型造形物まで多種多様。中には「他社では断られたので…」といった案件もあり、スピードが求められる現場も多いです。その分、NCを稼働させながら別作業を進めるなど、工夫して効率化を図っています。

仕上がりに関しては、自分の中ではちょっとの妥協もしたくありません。とはいえ、お客様が求めているものとのバランスも大切にしていて、精度と納期、そのどちらも意識しながら日々の作業に取り組んでいます。

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