
INTERVIEW 02 2015年入社 K.H
普段の仕事はどんな内容か教えてください

カウンターや収納、建具など、木でつくるものなら何でも対応しています。納品先はオフィスやショップ、飲食店、テーマパークなどが中心ですが、住宅や学校向けの製品をつくることもあります。
仕事の流れとしては、工務店や設計事務所から設計図を受け取り、「どう作るか」を自分たちで考えるところからスタートします。塗装が必要なら塗装屋さん、特注の金物が必要なら金属加工の会社にお願いしたりと、さまざまな職人さんと連携する場面も多いです。そして、現場で取り付けを行う大工さんのことも考えながら、製作方法を工夫する必要もあります。
社内ではリーダーという役職を任されており、作業の進捗を見たり、現場が円滑に回るように声かけをしたりと、メンバー全体を見渡す役割も担っています。会社の成長に伴ってまだできたばかりの役職なので、これから変化していく部分もありますが、最初は社内ルールの整理や、新入社員の研修計画づくりから着手しました。今まで感覚的に進んでいた部分を明文化することで、会社としての方向性をみんなで共有できるようになったと思います。
八槻木工所はどんな会社、どんなメンバーが在籍しているのか教えてください

難しい依頼に対して「できません」と断らず、どうすれば実現できるかを考えてチャレンジするメンバーが在籍している会社です。その姿勢を支えるために、NC機械やロボットといった最新の設備も導入されていて、柔軟に対応できる体制が整っていると感じます。
また、業界的に離職率が高く人手不足のイメージがありますが、八槻木工所は多様性という面でも特徴があり、16名のうち6名が女性という、木工所としては女性比率の高い職場です。産休・育休制度や時短勤務にも対応していて、実際に私も、週の半分ほどは子どもを幼稚園に送ってから出社させてもらっています。高齢の社員も、勤務日数を調整することで継続して働いています。それぞれの家庭事情や健康状態に寄り添って、無理のない働き方を相談しながら考えてくれるのは大きな安心材料です。
社員は10代から70代まで幅広く、経験や考え方も多様です。それでも共通しているのは、「いいものをつくろう」という気持ち。そうした前向きな空気が、現場には自然と根づいています。
木工の仕事のどんなところが好き、やりがいに感じますか?

八槻木工所の仕事はすべてがオーダーメイドなので、毎回違うものを作る楽しさがあります。図面を見て「どうやって作ろうか」と考え、試行錯誤したものがうまくいったときは、心の中で思わずニヤリとしてしまいます。仕事ごとに最適解があって、その答えは誰にもわからない。だからこそ、自分の頭で考えて形にする過程が面白いです。
私はもともと建築設計を目指していたのですが、建物全体を一人でつくるのは現実的に難しいですよね。でも家具は、設計から製作までを一人で完結できる。そこが木工の大きな魅力だと思っています。頭も手も使う仕事なので、外から見るよりもずっと知的な面白さがあると思います。
八槻木工所だからできること

八槻では、家具だけでなくNCを使った立体造形や彫刻のような特殊加工まで幅広く対応しています。毎回違う依頼に応えることでノウハウがどんどん蓄積されていき、入社後数年もすると大抵の仕事には構えず取り組めるようになります。とはいえ、簡単に答えが出せない仕事も次々と舞い込むので、永久に成長が求められる環境とも言えます。
八槻木工所のものづくりは大型な案件もあるためフラッシュなどの素材を多用しますが、芯材や下地をどう組むかで、製品の重さ・強度・経年変化の仕方が変わってきます。マニュアルの整備も進めていますが、ベテラン同士でもやり方が違うくらい、奥が深く楽しい世界です。
加えて、週1回の全体ミーティングでは、八槻木工所のルールに沿って、「ほかのメンバーのいいところを見つけて共有する、感謝する」というカルチャーがあります。褒められるとやっぱりうれしいし、自分が気づかなかった誰かの工夫をみんなで真似して、会社全体が少しずつ良くなっていく。それも八槻木工所ならではの魅力だと感じています。
リーダーという役割を通して会社がどうなってほしいと考えていますか?

リーダーとして意識しているのは、社長と社員の間に立ち、両者の想いをつなぐ存在であることです。現場で感じた意見や声を経営陣に届けたり、逆に社長の考えをみんなにわかりやすく伝えたり。そんな“橋渡し”のような役割を担いたいと思っています。
ものづくりの現場って、どうしても忙しいと「とりあえず手を動かす」ことが優先されがちなんですよね。でもそこで一歩立ち止まって、メンバー同士で「このやり方で本当にいいのか?」「もっとよくできる方法はないか?」と問いかけることで、全体の流れや働きやすさは大きく変わると思っています。そのためにも一人ひとりが遠慮なく発言できて、改善に向かって自然と動けるような職場にしていきたい。リーダーという立場を通して、そんな空気づくりに貢献できたらうれしいです。
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